HP管理人のブログ

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「14才からの哲学」


 池田晶子著


何年も前からずっと気になっていた本を読みはじめました。まだ読んでいる途中ですが、想像以上に良い本だった。


本当の意味で考えるとはどういうことか、


生きるとは、


自分とは、


他人とは、


白由、善悪


世界とは、


存在、あることの不思議


いろんなテーマが味わい深く、気づきのきっかけになる。著者も言っているが、悩むではなく真に考えることで人生に幅と深みと味がでてくるだろうことも頷ける。



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分かり合えないとき


人と会話が成立せず怒りが訪れたとき


人と深く分かり合うのは難しいとさとったとき


そういうときこそなるべく早めに自分の本音をみる


本当は自分の思いをうまく表現できず、受け入れてもらえないことに対する自分に対しての怒りと悲しみではないだろうか


承認欲ではないだろうか、孤独感ではないだろうか


ほとんどの普通の人はそんなものだろう


その怒りや悲しみと自分の中で一体化していることにその瞬間にはなかなか気づけない


人はそれぞれ自分が正しいと思い込んでいることを現実として捉える


過去の経験で形成された思考や信念はすべて自我にとっての制限ある事実でしかない


だけれども、制限されていることを前提にしたら、みんながみんな究極的には正しい


おそらくそれしか選択できないのだから


だけど苦悩があるなら、自分だけの正しさの概念は早めに手放した方がいい


分かってほしいと思ったら、同時に分からなくてもしかたのないことだと思うようにする


世界を写す鏡には自分の都合のよいことばかり写すわけじゃない


そのままありのままあるがままに写る


どんな世界であったとしても、写した世界を見て感じられる生命である自分を奇跡だと思うことにしたい


そして日々、鏡を磨く


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あるがまま


HPでこのテーマについて何度か書いていますが、自分でも完全に腑に落ちているわけではありませんし、納得できるほど実行できているわけでもありませんし、評価せずに生きれているわけではありません。日常では評価しまくっていますし、認めて欲しい承認欲も変わらず残ってます。仕事しながら愚痴も言います。自分の心に正直に生きれているわけでもありません。人に誠実になれないこともあります。不安や恐れもまだ沢山あります。反応する長年培ってきた性格というか癖はなかなか修正できません。性格を修正するつもりもありません。不純な本音も純粋な本音も人にはどうしたって見えません。もし見えているとしてもフィルター越しにしか見えていません。自分にもまだ見えないことや、フィルター越しにしか見えていないことが沢山あるはずです。


いろいろな自分を嫌いにならずにそのまま受け入れることが「あるがまま」の第一歩なのだと思います。


考えていることに気づく。そして気づいていることにも気づく。


昨日の指差し実験も、対象にしか意識が向かない習性を転換する手助けになるように思います。


自分の本質は、何にも影響されない空間の気づきであり、完璧な受容能力でもある。


光の当たるスクリーンのようなもの。


姿を映す鏡のようなもの。


物を入れる容器や部屋のようなもの。


雲が漂う空のようなもの。


波しぶきのある海のようなもの。


それは生まれてからずっと変わらずに見守っていてくれた。自我全開で生きていても嫌いにならずに飽きずに自分という自我と共に居てくれている。


そしてあるがままに見ることも手助けしてくれる「それ」



今年も今日で終わりです。いろいろありましたが、何よりも心身ともに健康に生きることができて本当に幸せでした。


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自己を洞察するとはどういうこと?


自己を洞察するとはどんなことなのか、このクリシュナムルティと博士たちの議論の動画を見ると深く分かるような気がします。私はまだまだ浅いレベルでしか洞察していないのだなと気づきました。


https://youtu.be/AoMS5b2MLRc

(第4部まであります)


まだ途中までしか観ていないので感想は後日。


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マインドフルネスの誤用、悪用


私にマインドフルネスを指導してくれた大田先生を含め、深く洞察されている方々はマインドフルネスの誤用、悪用を心配されています。悪用でなくてもリラックスを第一の目的とされる場合、弊害はあまり心配いりませんが、困っている人々にはあまり意味の無い浅いマインドフルネス(と呼んでよいかも疑問)です。


誤用や悪用の例としては、

・エビデンスもなく確実な効果があると誇大に広告

・社員の生産性改善を主目的に利用

・生徒を静かにさせるためだけの方便として利用


マインドフルネスも人が使う技術のひとつですから、動機とその本音が大切だということでしょう。


マインドフルネスは宗教性を排除したものではなく、本物の宗教から活用しやすい部分だけを取り出したもの。活用させて頂いているという謙虚な気持ちが基礎にないと、悪気がなくても誤用してしまうのですね。


どの分野でも同じです。深いものほど限られた人にしか理解できないかもしれませんが、本物であればそのかわりに長く残る。浅いものは広がりやすいかわりに時代の流行として早く廃れる。西田哲学を基礎にしているマインドフルネスsimtは心理療法として活用している都合上、他のマインドフルネスのMBSRやACT等と同じく対象のある二元論の範囲を扱います。しかし西田哲学のその先は一元論であり、限りなく深いものがあります。したがって、心理療法としてのマインドフルネスsimtをお伝えする現場においては、二元論であるがための効果を出したい罠にはまらないように正しく活用する努力をすれば、それはそれでよいのだと今は腑に落ちています。


マインドフルネスが一時期だけの流行で誤った理解で広がってしまわないことを祈りつつ、私はできることを私なりに地道にコツコツ進みます。

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福井県の中2自殺の件(10月報道)


NHKの報道


この報道を見る限り、叱責する30代の担任と副担任が事件の前にマインドフルネスということをたとえ知っていたとしても、自らマインドフルネスを習得したいと考えるとはとても思えない。


先生を指導する立場の人がマインドフルネスを理解していれば状況は変わったかもしれないが。


生徒や親御さんたちが、自らの身を守るために習得するチャンスがあってほしかった。、、、残念です。


マインドフルネスSIMTが必要な方々に広がれば、命が助かる可能性があります。


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中越高校で体験会を開催!


本日(10月13日)長岡市の中越高等学校でマインドフルネス体験会を開催しました!


サッカー部を指導する社会科の先生からご依頼を受け、男子学生7名と先生1名の計8名でした。


教室をひとつ貸して頂き、新鮮な空間でした。


先生の受け持つゼミではコミュニケーションをテーマに1年間学習なさるということで、今回はマインドフルネスのもつ客観的・俯瞰的視点を学びたいということでした。


いつもの資料に「マインドフルネス的なコミュニケーションとそうでない場合の比較」を追加し、作用と対象の概念や、本音について等を説明しました。


実践体験は、基本の呼吸法・注意作用の洞察・注意の移動と分配・食べる瞑想を行いました。


少し駆け足で進ませてもらいましたが、私にとっては学校でお話しをするという、1年前には想像もしなかった新鮮で貴重な体験でした。


また私が苦手なコミュニケーションをマインドフルネス的に勉強させて頂く機会になり、とても感謝しています。


先生からは生徒のために価値ある体験をさせてほしいという情熱溢れる思いがビシビシ伝わってきました。


生徒さんはマインドフルネスという言葉をはじめ、いろいろ初めて尽くしの言葉と体験に、おそらくは戸惑いながらも真剣に聞き入り、真剣に呼吸法を実践してくださいました。


生徒さんが今回の体験からひとつでも気づきを持ち帰って頂けたら嬉しいです。


ありがとうございました。




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本音(信念、ビリーフ、スキーマ)


SIMTでは、主観的、独断的、自己中心的な評価や基準を「本音」といいます。本音には嫌悪系、執着系、行動・善悪判断基準系があり、ここでは主に行動・善悪判断基準系をリストアップしました。他の心理療法では「ビリーフ」または「スキーマ」と呼んでいます。表面に浮かんでくる思考に気づき、一時的に楽になれても、これらの自分の中の固い信念である本音に気付くことがなければ、思考のクセ自体は今までと変わりません。しかし本音に気付いて自覚するだけで何かしらの変化はあるはずです。セッションの中盤以降ではこれらの受容についても実践していきます。執着さえしなければ、思考や本音は悪いものではありません。今この瞬間の現実も既に今起こったことですから、今起こったそれについてはもう変えられません。次の瞬間に何をするか、です。このリストの更に深い本音には、生死のテーマがありますし、自分とは何者なのか?というテーマもあります。


《本音(信念、ビリーフ、スキーマ)の例》

・相手を不機嫌にすべきではない

・失敗してはならない

・人は私の考えを理解すべきだ

・自分の提案は採用するべきだ

・断られたら嫌われているということだ

・子供は親に従うべきだ

・親は子供を愛するべきだ

・親は自分よりも成熟した大人であるべきだ

・恋人または配偶者は私に優しくあるべきだ

・仕事は完璧にするべきだ

・ミスはするべきではない

・欠点や弱みは人にみせてはならない

・子供のために我慢するべきだ

・人に迷惑をかけてはいけない

・他人に頼ってはいけない

・休んだりするべきではない

・いつも頑張らないといけない

・楽しむべきではない

・お金を使ってはいけない

・お金を沢山稼ぐのは悪いことだ

・お金を必要以上に持っていると不幸になる

・みんなに好かれるべきだ

・何か才能が無ければ好かれない

・弱みがあると好かれない

・弱音を吐いたらいけない

・感情を人に見せるのは恥ずかしいことだ

・自分の気持ちを優先すべきではない

・相手を満足させないとならない

・相手をがっかりさせてはいけない

・絶対に時間に遅れてはいけない

・無駄な時間を過ごさずいつも何かしているべきだ

・いつも何かを考えて時間を無駄にしてはいけない

・効率の悪いやり方は全てダメだ

・何事も早い方が良いはずだ

・プロセスより結果が全てだ

・結果よりプロセスが全てだ

・自分は正しい、相手が変わるべきだ

・自分に人より良いところがない

・こんな仕事をしても誰も喜ばない

・旅行に行ってもきっと楽しくない

・誰も助けてはくれない

・親がすることは全て自分のためである

・人前であがるのはわるいことだ

・不安が起きることはしない方がよい

・不愉快にさせる相手が悪い

・今は辛くても頑張ればいつか必らず報われるはずだ

・頭の良い人には価値がある、悪い人には価値がない

・みんなと仲良くしなければならない

・人間関係は波風を立てずに丸く収めなければならない

・どんな相手もゆるせなければならない

・大きな器でなければならない


本当にそうでしょうか?

これらは全て現実ではありません。幼い頃から今に至るまでの体験で強化されてきた妄想といってもいいストーリーです。これらを信じなければ、執着しなければ、害はありません。自分はそう思っているということを否定するとますます執着してしまいます。気づくということ自覚するということは、そう思っているということをありのままに認めはじめている受け止めることができはじめているということです。苦悩を解消していくには、まずは気づくことが必要になります。気づくと自動的に少しずつ解消する方向に縁の力で人生が流れはじめていくものです。



※リスト項目は野口嘉則さんのEQノートからかなり引用してます。

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